2021.10.07

日本古来の伝統健康食『発酵食品』

納豆や漬け物、ヨーグルト、チーズなど、私たちのまわりには手軽に摂れる発酵食品が数多く存在します。発酵食品は、微生物の力によって食材に含まれる栄養素を分解・合成したものです。その結果、新たな美味しさを生み出したり栄養価を高める成分を作り出したりします。発酵食品を毎日の食事に1品加えるだけでも腸内環境が改善し、健康効果は上がることになります。ヨーグルトやチーズに含まれる「動物性乳酸菌」は悪玉菌を減らし、善玉菌を増やす働きはあるものの胃酸に弱く、その多くが腸には届かず死滅すると言われています。しかし、乳酸菌が分泌する様々な物質が善玉菌の餌になったり活性したりする為、その働きに変わりはありません。一方で、納豆や味噌、塩こうじ、ぬか漬けなど日本の伝統食には「植物性乳酸菌」が含まれており、生きたまま腸に届き、腸内環境改善に大きな役割を果たしてくれます。

【腸内環境を整える身近な発酵食品】
[納豆]
腸が喜ぶエース的食材で日和見菌を多く含み、食物繊維・ミネラル・ビタミンが豊富です。

[味噌]
日常使いにもってこいの食材で乳酸菌や麹菌をはじめ、酵母の力で活性酸素を抑えます。

[塩こうじ]
酵素の力で健康や美容に大活躍。乳酸菌を多く含み、腸内環境を整えます。

[酢]
悪玉菌が増えるアルカリ性の腸内を酸性に保ち、善玉菌の活躍をサポートしてくれます。

[漬物]
古くから日本人の腸を整えてきた食材で乳酸菌やビフィズス菌など、腸に良い菌が豊富です。

[キムチ]
乳酸菌がたくさん含まれ腸内を酸性に保ち、食物繊維も豊富なので、便秘解消の役割も担ってくれます。

[ヨーグルト]
種類によって、含まれる菌が違うのも特徴で、善玉菌として働き、腸内細菌の餌にもなります。

[チーズ]
乳酸菌のかたまりなので、より効果を発揮するナチュラルチーズを選ぶのがオススメです。

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