2021.12.17

レンコンの素晴らしい栄養価

レンコンは、日本では7世紀以前から食べられていたことがわかっており、馴染みの深い食材です。有効性が高く、昔から花・葉・茎・実のすべてが薬用として使われてきました。普段食べるレンコンを蓮の根だと思っている方も多いかもしれませんが、実は、地下茎なのです。2000年前の蓮の実が発芽して花を咲かせた話をご存じの方も多いでしょう。驚くべき生命力をもった植物です。レンコンの主成分は炭水化物ですが、それ以外の成分も多彩です。まず、不溶性の食物繊維が非常に豊富で、便通をよくします。また、ビタミンCがレモンに匹敵するほどたっぷり含まれ、100gで1日のビタミンC所要量が摂取できるほどです。貧血を予防する鉄も含んでいます。このほか、レンコンはカリウム、亜鉛なども含んでいます。レンコンの切り口が黒ずむのはタンニンが含まれているからで、タンニンには止血や消炎作用があり、胃潰瘍や十二指腸潰瘍の吐血にも効果があるとされています。
、また抵抗力を高めて腸を丈夫にし、腸内の善玉菌を増やします。更に、レンコンの葉には、ナシフェリン、ロイメリンなどのフラボノイド成分やアルカロイドなどが含まれ、血液の循環をよくしたり、余分な脂肪の排出によるダイエット効果や排尿・排便を改善する効果もあるといわれています。
レンコンは栄養価が少ないようなイメージがありますが、これほど守備範囲の広い野菜は珍しく積極的に取り入れたい食材です。


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