2021.08.18

健康の秘訣は『気』『血』『水』のバランス

【体を構成する基本要素】
東洋医学では、人の体をどのように捉えているのでしょう。まず、東洋医学では、人の体を構成する基本的な要素は、気・血・水としています。
気は、あらゆるものを構成していると考えます。体が生命活動をおこなえるのも、気の働きとされています。
血は、脈管の中を流れて全身に栄養と酸素を運びます。液体なので、体を潤す作用もあります。血は脈管から外に出る事はありません。
水は、体の中にある血以外の水分で、体のあらゆる部分は、水によって潤っています。体の外に出た水が、汗や涙となります。

【エネルギー源となる精】
三つの基本要素となる気・血・水は、精によって働いています。精は、活動や成長など、全ての生命活動のエネルギー源とされています。
精には、両親から受け継いで生まれつき持っている先天の精と、食べ物を食べることで作られる後天の精の2つがあります。

【気・血・水のバランスと健康の関係】
気・血・水が、精に支えられて正常な量と力を維持しているのが、健康な状態です。もし、どれか一つの要素の量や働きが乱れると、他の要素に影響してバランスが崩れ、体調が悪くなることもあります。
気・血・水の状態を調べ、異常があれば正していくのが、東洋医学の基本的な治療方法です。それぞれが、バランスよく働き、病気をはねつける体に戻していくのです。



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