2021.04.10

生理活性物質『ペプチドグリカン』

乳酸菌代謝物質には、517種類の成分が特定されています。グループ分けをしますとビタミン・ミネラル・アミノ酸・有機酸・脂肪酸が満遍なく含まれております。それから、イソフラボン・サポニン・アントシアニジン・デスベラなどポリフェノール系やフラボノイド系の抗酸化物質が17種類。
それと、生理活性物質。これは私たちが正常な状態で生きていくためにコントロールするようなものだと思ってください。生命活動のサポートをしてくれるようなもの、これは非常に重要な部分になります。

その中で一つ「ペプチドグリカン」についてお話したいと思います。
ペプチドグリカンと免疫オートシステムについて、ペプチドグリカンというのはグラム陽性菌という菌には全てあるとされています。細胞壁なのです。乳酸菌でも長いのは乳酸桿菌、丸いのは乳酸球菌と言うのですけど、その細胞壁に分厚くある菌体成分です。
これが免疫システムの中にある鍵穴(レセプター)にささる鍵(リガンド)としてペプチドグリカンが特定されています。
免疫システムの鍵となるペプチドグリカンがTOLL様受容体(レセプター)にささることによって免疫システムが動き出すこととなっています。