2021.06.02

抗酸化作用のある食べ物を食べて血管のサビ落としをしましょう!

生活習慣病や癌の原因である「血管のサビ」。
「酸化」と聞くと金属が空気に触れてサビることをイメージしますが、同じような現象が人間の体内でも起こっています。
体内の酸化は『活性酸素』のなせる業。人の病気の9割は、この活性酸素による細胞の老化が原因といわれております。

活性酸素とは、文字通り「活性化した酸素」。簡単にいうとペアになっていない電子を持っている為、不安定で、他の物質を化学反応させやすい酸素のことです。
細胞壁の脂質とも結びつきやすく、「過酸化脂質」というサビをつくります。人間は、酸素の化学反応によって代謝活動を行い生きているのですが、体内に入った酸素の2%が細菌やウィルス、紫外線、大気汚染、ストレス、農薬、食品添加物などによって活性酸素に変化します。
とはいっても、活性酸素は人間の体内で自然発生しており、細菌やウィルスを退治する役目を果たしていると考えられております。活性酸素は生命活動に不可欠でありながら、かたや自らの細胞を傷つけるという相反した作用を持っているわけです。

その活性酸素の害を打ち消す為に体内では抗酸化酵素(SOD)がつくられています。問題は活性酸素が過剰に発生したり、抗酸化酵素が減少することによって活性酸素を除去しきれなくなった場合です。
活性酸素が細胞を酸化させ、傷ついた細胞から新たに活性酸素が発生して、次々とサビが広がります。中でも活性酸素の攻撃を受けやすいのが、悪玉コレステロールと呼ばれるLDL(低比重リポタンパク質)です。
LDLは血中でコレステロールを運ぶという大事な役目を担っているのですが、活性酸素によって酸化LDLに変換されると、白血球の一種であるマクロファージはそれを異物と認識し排除にかかります。ところが酸化LDLが増えすぎると、マクロファージが排除できる容量を超えてしまい破裂し、血管内にその残骸が溜まり血流を悪くします。
これが動脈硬化の原因になるのです。

喫煙者、糖尿病や高血圧の人、閉経後の女性はLDLが酸化されやすいといわれ、動脈硬化の増加傾向がみられているようです。
活性酸素は血管壁そのものも傷つけます。傷ついた部分には血小板が集まり凝固し、血栓をつくりますが、血栓が動脈内で詰まると脳梗塞や心筋梗塞を引き起こします。
また、癌や糖尿病や肝炎なども活性酸素によるサビの為に身体機能が低下した結果として起こる疾患と考えられています。

こうした血管のサビを防ぐには酸化因子と防御因子のバランスを保つ必要があります。
防御因子として、ビタミンEやビタミンC、カロテン、ポリフェノール類など多種の抗酸化物質を飲食物として体内に摂りこみ、血管のサビを防ぐことを心がけましょう。